sior

□片思いの片思い
1ページ/2ページ





俺の気も知らないで、無防備にリビングのソファーで居眠りをする彼。






この気持ちを患ってから、もうどれくらい経っただろうか。



俺の心は、決して彼には届かないだろう。







まるで子供のように眠る彼の顔に手を当てて、そっと頬を撫でる。


少し擽ったそうに身じろぎをすると、また寝息を立て始めた。






「…好きだよ、キヨ」





彼の額にキスをして、部屋を出た。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ