恋愛ストレイドッグス


□ヨコハマギャングスタアパラダヰス
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「す、す、すんませんでしたっ―――」

処変わってここは、喫茶店「うずまき」

敦の前で、谷崎がひたすら先ほどの入社試験で敦をだましたことを謝り続けている

本当にいい人だなあ谷崎さん...
そう思いながらyouは黙々とモンブランを食べ続ける




なぜか太宰の膝の上で



「試験であるとはいえ、ずいぶんと失礼なことを」

「いえ、お気になさらずに」

「僕の名前は谷崎潤一郎そして、これが」

「妹のナオミですわ」

そういってナオミは谷崎に抱き着く

そんな様子をみて、敦は思わず思ったことを聞いてしまう

「兄妹にしては、髪や顔がそんなに似てないような....」

「あら..お疑い?もちろん血のつながった兄妹ですわ。特にこの辺なんてほんとそっくり」

そういいながらナオミは谷崎の服のしたに手を入れる

「あ、ナオミちゃんは同級生なんですよ。あんまり気にしないほうがいいですよこの人たち」

とyouがいうと、わかったと苦笑いをしながら敦もそれ以上ツッコむのをやめたようだった


「貴様も今日から、武装探偵社の一員、周りに迷惑を振りまき、社の看板を汚すような真似は…」

そんなありがたいお話を国木田がする中、youは太宰にとうとうキレる

「太宰さん、さっきのわたしが縛られてる写真早く消して下さい。あなたが膝の上に乗ったら消すっていうからこんな食べづらい格好なんです、というか早くおろしてください」

「んーー私そんな約束したっけ」

はぐらかしながら、太宰はyouの髪を触る

「いい匂いだね」
そんなことを言いながら髪に顔を埋めようとする
反対の手で体を掴まれているyouは逃げ出すことができない


「国木田さん〜助けてください」

そういうと、国木田は勢いよく太宰の頭を叩く
「言ってるそばから社の看板を汚すな、早くyouを離せ」

そう言って国木田が太宰を攻撃するとさすがに太宰はyouを離す

ため息をつきながら一番安全であろう敦の横に移動した


「あの、ずっと思ってたんですけど太宰さんとyouちゃんて恋人なんですか」

素朴な敦の疑問に愕然として涙が出そうになる
そんな風に見られてたのかずっとこんな人の自殺マニア恋人になるなら死んだ方がマシだ

「やめてください敦さん、そんな風に見てたんですか」

「なあに恥ずかしがることはないyou私たちはーー..」

「適当なこと言わないでくださいね太宰さん。この人とは何もありません。太宰さんは、わたしの兄の友人で、兄が亡くなって身寄りがなくなったわたしとこの探偵社に一緒に入っただけなんです!!こんな、自殺マニアで、女たらしな人の恋人なんて死んでもやです」


もちろん、部屋がなくて一緒に住んでいるだけだとも付け加える


「そ、そこまで言わなくても…」一方太宰は1人、太宰はダメージを受けていた
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