恋愛ストレイドッグス


□人生万事塞翁が虎
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今日は、本当にいい日だ


天気は良いし、
学校はお休みだし、探偵社でのアルバイトもない

なにより一番いいのはいつも振り回されているあの男に今日は1回も会っていないことだ
youにとってこれは珍しいことだった


日用品を買い揃え、これからスーパーで何を買おうか考えながら川沿いを歩いていた







すると横目に突然水死体?が流れてくるではないか
その見慣れた水死体を見た瞬間、youの顔は引きつった

一つため息をつき、おそらくいや絶対生きているであろうその人間を見捨て歩き始めようとしたときだった



ざぶんっと少年が水死体に向かって川に飛び込み泳ぎ始めるのが見えた
どうやら、その少年は流れているその男を助けようとしているらしい


....なんでいい人なんだろう
そう思いながら、さすがに見過ごすわけには行かずyouは土手を駆け下りた




「ごほっ....ごほ」と咳き込んでいるびしょ濡れの少年の横には先ほどまでカラスにつつかれながら流されていた男が寝そべっている
どうやら少年が自力で引き上げたらしかった


「....あの、大丈夫ですか??」
ハンカチを差し出しながら、息を切らしている少年に話しかけた
少年は、こちらをぱっとみあげ、
一瞬びっくりした表情をしたが、しばらくして

「は、はい!ありがとうございます....!」
と、ハンカチを受け取って笑顔をみせた
シルバーの髪が印象的な少年だった
年は、自分と同じぐらいか少し上だろう
ボロボロの服を細い体にまとっている

「でも、この人は大丈夫でしょうか、病院に運んだ方がよいのでは...」
相手のことをぼんやり観察していると、少年に話しかけられ慌てて慌ててまだ寝ている水死体に視線を移した


youは、にっこり笑いながらしゃがみこみ少年と目を合わせる

「それなら大丈夫です!いきますよ、3、2、1」

わたしがカウントダウンするとさっきまで流れてきた男はむっくりと起き上がった
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