07/15の日記
23:08
寂しい
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「さみしい……」
「なにが、」
さみしいのだと、スーツを脱ぎながら問いかければ、ぎゅっと後ろから抱き締められた。
何年か前はそれが鬱陶しかったが、今はそれがほとんどないからものさみしかった。
相変わらず記憶通りの高い体温にこみ上げてくる笑いを堪えながら相手がなにかいってくるのを待っていると。
「恭弥がどんどん遠くにいっちゃう」
小さな声でそんな可愛いことを言われてしまった。
僕としてはそれはディーノの方なんだけどね。
何なんだろう。追いかけて追いかけてもなかなか振り向いてくれなかったのに。立ち止まることも知らずにまだ小さかった僕をひたすら置いといていったくせによく言うよ。
「置いてかないで…」
ぎゅっと抱き締める腕に力が籠る。
動けない僕はただ黙ってディーノの声を聞いていた。
***
ディーノさんが雲雀さんに置いてかれるー!て焦る話を書きたかったんですー( ;∀;)
ナンジャコリヤ・゜・(つД`)・゜・
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