11/12の日記
23:41
ディノサンド
---------------
並森中学の教室に、沢田綱吉ことツナが珍しく一人で、座っていると。
「ツナー!」
「ディーノさん?!」
廊下から声をかけてくるキラキラした外人は、ツナのよく知っている人物だった。度々イタリアから日本にくるその人は、マフィアのボスで、暇、なんだろうかとツナはすこし遠い目をした。
「今回はどうしたんですか?」
ディーノは教室に入ってくると。
「たまには兄弟分と親交を深めようかと思ってな!」
爽やかな笑顔つきでいった。
隣にいるロマーリオという男のひとは、黒いスーツにサングラスをかけていてとても怪しい雰囲気だけれど、とてもしっかりした常識人である。
自分の回りにいる人たちよりも、だけれど。
「何度か来たんだけど、いろいろあって会えなかったんだよなー」
朗らかにいっているが、要は雲雀と骸に連れ出されただけである。
ツナはその様子を教室の窓から見ていたのでよく知っていた。
「よし、今日はボーリングでも行くか!」
「え!?」
「…いやか?」
「いいえ、そうじゃなくて!今からですか?」
「おう。いけるだろ?」
「すみません、俺今日は補習が…」
「そうかぁ。そりゃ仕方ないな!…けど、補習って懐かしいなあ!俺もよく行ったもんだよ」
「ボス、そんな誇らしげに言うもんじゃねえよ」
「なッ、そんなこと…ただ懐かしいなあって思っただけだよ!」
「そうかい」
「あ、そうだ!俺も行っていいかな?」
「え!た、多分、ムリかと…」
「まあまあ。ダメ元で聞いてみようぜ」
と、ツナの意見は聞いてもらえず、ディーノはツナの隣に座った。
ツナが諦めていると、ガラリと教室の引き戸が開けられた。
「では、補習を始めます」
「Σリボーン!?」
「お、先生ってリボーンだったのか!」
「せっかくディーノもいるし実践形式でやるぞ」
「Σなにをだよ!ていうか、先生はどうしたんだ!?」
「ちょっと代わってもらったぞ。最近、身体を動かしてないからな、鈍ってるだろ」
「いいよ別に!」
「まあまあ。で、なにやるんだ?」
ディーノは長い間リボーンと一緒にいたため、最早諦めていた。
まだ抗議するツナをみて、若いなーと笑った。
「もう呼んでるからな」
「ええ!?まさか、対戦…」
京子ちゃんのお兄さんじゃ…と青くなるツナを尻目にリボーンはこれ以上待たせて悪いと入ってくるように指示をだし、入ってきたのは…
「やあ」
「ひひ雲雀さんー!!」
「よぉ、恭弥」
「話は赤ん坊から全て聞いたよ」
「へっ」
ぎらりとトンファー片手にツナに牙をむく。
「君が、まさかそういう男だとは思わなかったよ。人のものに手を出したからにはただじゃすまないよ」
「ヒィッ!リボーン、どんな話したんだ?!」
「ディーノがツナとの仲を深めたくて、度々日本に来てるらしいぞと言っただけだ。嘘はいってねえぞ」
「Σ言い方ーー!」
「その話、聞きましたよ。」
クフフと特徴ある笑い方は。
「沢田綱吉、いやボンゴレ10代目。あのとき殺しておくべきでした」
「ついでに呼んどいたぞ。」
「Σついでに呼ぶなー!このままじゃ、俺死ぬー」
「なに情けねー声出してんだ、ディーノがいるだろ?」
「お。なんだ俺はツナとタッグ組めばいいのか?」
「え。でもディーノさんは…って」
そういえば後ろでロマーリオさんがいる。
部下がいるとディーノは無敵だ。
「よし、行くぞツナ!」
ビシッと鞭を片手に決めるディーノはかっこよくて頼りになる、まさに兄貴分だ。
だが−−
「へぇ。沢田綱吉、君はを咬み殺してあげるよ」
「僕でさえ、まだそこまで言ってないというのに…いいでしょう、昔の僕とは違うということをお見せ致しましょう!」
二人の怒りのボルテージはさらにあがった。
やっぱ、俺死ぬかも…とツナは死ぬ気丸を飲んだ。
◆◆◆◆◆◆
ディーノサンドでした。
ツナの言葉遣いはこんなだっけ?と思いながら書きました。キャラおかしいかもしれません。ごめんなさい!(´・ω・`)
ディーノさんは強いんだぞとか、ツナにおいしいとことか持って行きたかったですが、ムリでした(´∇`)
ツナはディーノさんが守ってくれたから、無事でした!
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]