08/09の日記

21:58
トラベル2*ひば、ディノ
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「遅いぞー!」

「光より速いくらいだよ」

むっとしながら恭弥は持っていたトンファーを回し、付着していた血を飛ばす。
それをそのままボックスにしまう。
ボックスって結構便利だなー。

「それじゃ、いくよ」

といって恭弥はいつの間にかバイクに乗っていた。
これもボックス兵器なのか。何でもアリだなボックス兵器って。

「乗りなよ」

ヘルメットをつけて後ろに跨がる。
恭弥がエンジンをかけると。

「くれぐれも振り向いたら落ちてたなんてオチはやめてよね」

「お前なぁ…」

そこは素直に落ちないようしっかり掴まってろよ!とか言えないのか。
そこは十年経っても大して変わらないらしい。



「…な……か……」
*訳(貴方は帰るの?)


「えー?なんか言ったかー?」

当たり前だが風の音で恭弥の声は全く聞こえない。
つーか、もう少し大きな声でしゃべれ。

「…あ…で…す…」
*訳(あとで話す)


「おー…?」

取り敢えず返事だけしてみた。
意味はさっぱりわからないが。
それから終止無言でバイクをひたすら走らせて殺風景なとこから、だんだんと住宅街がみえてくる。


着いたところはどうやらボンゴレ支部のようだ。
この街も本物ではないらしく、時折敵を撹乱するために使用されるらしいことを端的に恭弥が話してくれる。
ツナもやはり十年経つと見違えてくるようだ。
十年前のツナならば『撹乱』『陽動』などあまり使わないだろうから。

「こんなとこでなにすんだ?」

「…今から釣りの時間だよ。獲物がかかるのが楽しみだ…」

恭弥の表情が少し輝いてるようにみえる。
なんつー、格闘オタク…いや戦闘オタクだ。


「貴方はそこらにでも隠れてれば」

「そうさせてもらうぜ…」

こんなやつに付き合えるやつなんて…。

なんかため息を吐きたかった。



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あれ…。
なんか雲雀さんがあんまりディーノに構ってくれないです。。。
ディーノさんもちょっと雲雀さんに距離あけてるからかしら!!

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