06/23の日記
21:33
たまにはこういうのも*骸ディノ
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「うぐ、暑い…」
部屋の中でぐったりと床に四肢を投げ出しているディーノに骸はソファにその様子を横目でみやる。
テレビの明るい声が、ディーノのうー、とかあ゙ーだとかの声がバックミュージックのごとく流れている。
「なんでクーラーつけないんだよぉ…」
「我慢しなさい。今、日本では節電なのですよ」
「…分かってるけどよぉ!」
「イタリアに帰ったらいいじゃないですか」
つん!と骸がいうと、ディーノはぶすーっとした顔で。
「つまんねぇだろー、お前に会いに来てんのに…」
「…………」
恥ずかしいことをいう人だ、と不覚にも骸は一瞬顔が熱くなるのを感じる。
視線をディーノに移すとよほど暑いのだろう、床にべたーっと張り付くカエルのようだ。
「全く、跳ね馬…貴方という人は」
うだーっとだらしないディーノの傍らにそっと腰をおろして、少し伸びた髪の毛をそっとかきあげる。
「んー…」
「でぃ、!!」
ぐったりしていたはずのディーノがパッとかきあげていた骸の手をつかんで、自身の頬に引き寄せた。
「なにをしてるんですか…?」
「んー、きもちいー…お前の手ヒヤッこい…」
ふにゃりとだらしなく笑って。
「…な、骸も寝そべってみろよ。結構ヒヤッこくてきもちいーぜ?」
見上げた鳶色の瞳は、挑むような光を放っている気にされる。
「クフ、行儀が悪いですが…まあ…いいでしょう…たまにはこういうのも」
そのままディーノの横に寝そべると。
「んー、骸はやっぱりヒヤッこいな!」
ぎゅ、と抱き締められる。
「っ、ディーノっ!」
「いいじゃねぇか。たまには、な!」
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たまにはこういうのもいいよねー!なお話です!ディーノさんが無意識に骸さんを煽るというか、ドキッとさせたくて!
D骸っぽいかもしれませんが、そこは骸D骸でお願いしますー!
骸ディノいつか広まるといいですね!(*^_^*)
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