駄文
□デート
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「恭弥〜vV」
そう言って、走ってくる。
待ち合わせの時間よりまだ早いのに…
それより、あんまり走るとコケ……
―ズデン!!―
コケた…それはもう見事なくらいに…てか有り得ない音したけど。どれだけ勢いよく転んだの?
「ててて、」
顔面を思い切りぶつけたんだろう、外国人は鼻が高いからモロにぶつけたみたいだ。
鼻を擦っている。
「何してるの。」
「悪ぃ。」
僕はすぐにディーノに駆け寄ると、彼に手を差し出せば素直に僕の手を取り、起き上がる。
「んじゃ、どこに行く?」
「どこでもいいよ。」
貴方と一緒なら何処でも良いし。
でも、絶対に言葉には出さないけど。
「ん〜、、、じゃ、映画でもみようぜ。」
映画って…僕苦手なんだけど…と言えないくらい貴方があまりにも綺麗に微笑む。