駄文
□始まり
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「よろしく。キャバッローネ10代目。」
いきなり、辺りの雰囲気が冷ややかなものになる。そして、クロームの周りに霧が・・・
どういう事だ!!と、呆然とその様子を眺めていたら、霧がだんだんはれてきた。
そこには、さっきまでの可愛らしい少女はどこへやら。
オッドアイの男がいた。
そういえば、挨拶されてたな。と思い出し、取りあえず・・・
「あぁ、よろしく。」
と戸惑いながらも返事をする。
・・・へぇ、こいつが骸…端正な顔立ちだな。
じゃなくて!!
「…って、何故に!?結構、力使うんだろ!!大丈夫なのか!!」
確か、リボーンがそんなことを言っていた。骸がクロームの体を通し能力を使うには相当負担が掛かるとか・・・・・・
「別に。貴方に心配される覚えはありません。それに、わざわざ出てきてあげたのですから、感謝してください。」
「・・ありがとう。・・って、別に頼んでねえし!!!」
その様子を黙々と見ていた家光は、ニッと口の端を吊り上げて、
「よかった。何とかやっていけそうだな。」
とディーノの肩をばしばし叩き、
「じゃ。」
そういってさっさと帰っていった。