駄文A

□天使と僕とA
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《一番驚いたこと》


三日は経っただろうか。天使ディーノには驚かされてばかりだったような気がする。
一つは、

―ぼて―

転んだ。天使って転ぶの?
…そうか。ディーノは飛べないんだった!!
ついつい忘れてしまう。
二つ

ディーノと会って次の日に2人で学校に行ったとき。ディーノは『暇だ〜』とか『ヤダ!!一緒に行く』と言って聞かなかったから連れてった。

『最初はビックリしたんだ!』と言ってたので、「なんで?」
ときいた。その時のディーノの顔は目を見開いて呆れたような表情をした。
『あの、俺天使なんだけど、』溜め息が漏れた。「あぁ。」確かにね。

ディーノは『普通の人間には姿が見えないし触れないんだ。』
とか、歩きながら話して居た。
…あれ?それじゃあ僕変な人に見られてるんじゃ…だって、他の人には見えないのだから端から見れば、『独り言を喋ってる』と思われるのでは?
と思った。
けれどー

「…委員長…誰ですか?」
学校に着き応接室に行ったら、「おはようございます。」
と僕に一礼し、顔を合わせた瞬間言われた言葉…
一瞬彼、草壁が何を言っているか分からなかった。
「その委員長の隣りにいる金髪の…」

と言われ、「あぁこれは、」
普通に説明しそうになってしまった。
貴方…確か見えないっていってたよね?
ディーノを睨み付け、目で語る。
そこはさすが天使だね。(?)わかったみたい、ディーノは

「何でだろう?」

間抜けな顔だった。
何度も草壁と僕の顔をみる。
相当混乱してるのかな?
僕は説明するのが面倒だから、
「居候」
短く答える。

草壁が一瞬物凄く驚いた顔をしてたけど。
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