駄文

□ある日の出来事
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此所は、イタリアのキャバッローネのアジトであり、ディーノの家でもある。

「今日は、キャバッローネの10代目。」

と言って、ディーノのまえに現われた、パイナップ…コホン…失礼。

「えっと、確か…六道骸だったか。」

「えぇ、初めまして。」
クフフフと笑っている。ちなみに、骸のいる所はディーノのベッドの上。
ディーノは扉の前に突っ立っている。何故なら、仕事を終え部屋に入ってみると彼が我が物顔で横になっていたので。
彼が起きるまでしばらく扉の前で立っていたのだ。

ディーノは、なんでこんなとこに居るんだろ。
と当たり前な疑問を抱いて居た。
そんな風に考えてると、
「ただ、貴方に会って見たかっただけです。」

と目は笑ってない笑顔を向けた。

「…あのさ、…何で?」

「ただの興味です。………が、なかなか。」

と言って、骸はジロジロとディーノの顔やら体やら見ている。
ディーノは、頭に?を浮かべてじっとしていた。
しばらくして、骸はニッコリと微笑み

「なかなか…。」
と口許に手を当てながら
「あのなぁ、さっきから何だよ。」

「えぇ、なかなかに馬鹿な人だなと感心しまして。」

「……馬鹿って……」

「馬鹿で無ければなんですか。僕の事を知っているならそんな風に隙だらけで居られる筈が無い。
それとも、君は僕の事を馬鹿にしてるんですか。」

「いや、そんなことは…」

「無いと。…まぁ、良いでしょう。では、また。」

骸の回りに霧が立ち込めそのまま消えてしまった。
何が何だか解らなかったが、深く考えない事にした。
ただ今は、仕事で疲れていたのでさっさと着替えてベッドに潜り、そのまま夢の中へと入っていった。




☆オワリ☆
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