夢日記ー[文闇]

□Eternal●Moon
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2014.3.25

『揺らぐ、不信感』


もうここ2、3日…彼との夢を見れてない。

私がまだ上手く心の整理が出来ずに情緒不安定だから?

「気持ちが落ち着いたら、また夢で会おう」
そう約束してくれたのに…。
…このまま離れるなんてことないよね。

実は「嫌い」って言ってフられたの、あの夢が初めてじゃないんだ。今からその時の夢の話を語りますね。ただの自己満…ですが

あれは去年の11月の頃…
私が階段の上から落ちようとした所を彼に助けられた。まずはお礼を言う所から。
私「…助けてくれてありがと」
彼「礼なんていらねぇって」

そう言ってすぐに彼はスタスタと離れて行く。今こそ自分の気持ちを伝えようと決心した私は咄嗟にその後を追いかける。
私「○○君、ちょっと待って!」
彼「何か用?」

そう言って気付いてすぐに立ち止まってくれた。そして私は後悔しないようにと今までの想いを言い放った。
私「えと、あの…あのね。私小5の頃からずっと○○君のことが…好きでした」
いつもの夢なら笑って「俺も」って言ってくれるはずだった…けど今回は。

彼「ゴメン…俺、お前のこと嫌いなんだ」
私「…え? じゃ、じゃあさ私のどこを直せば好きになってくれる?」
彼「んー、お前何をするにしても動作遅いじゃん? そういうのって足手まといにしかならないから他の皆のスピードに合わせられるようになったら良いな」

指摘されたことがごもっともだと思えたのは現実世界でも色んな人から言われてたから。 それが原因でイジメられたりもしてたし、集団でキビキビ動くってのが私には難しかった。自分ではちゃんと早くやってたつもりでも他の人から見たらトロく見えたらしい。
私のせいで色んな人イライラさせてたんだろうな。

私「分かった。あと…もし付き合ってくれるとしたら、やっぱり化粧とかした方がいいかな…?」
この後に返ってきた言葉があまりにも衝撃的すぎて私には受け止めきれなかった。


彼「当たり前だろ、お前ブスなんだし…(笑)」
私「・・・」
彼「それにさ、嫌いなものは嫌いなんだから好きになってくれたらとか考えんなよな。そういうのハッキリ言ってウザいよ…」

私はショックのあまりその場に立ち尽くした。今までにない冷たい視線、生まれつきの顔まで否定され心にもない言葉まで吐かれた。頭の中には?が沢山転がった。

女子「アハハ! 玉砕とかマジかわいそぉ〜(笑) だいたい○○があんな子本気で相手する訳ないもんねぇ?
彼「フッ…当然だろ。じゃあもうどっか行こうぜ」
女子「うん♪ ねぇねぇ、どこ連れて行ってくれるのぉ〜?」

そう言い残して2人は嵐のように去って行った…。目の前で起きたことが信じられなくなってしまった私は堪えてた涙が突然溢れ出した。

私「待って…ねぇ待ってよ、○○君! こんなのって嘘だよね、ね? 冗談だって…何かの間違いだって…言ってよ、ねぇ…○○君」

私は彼の背中に向け必死に手を伸ばした。地獄の底からたった1本の蜘蛛の糸を掴むように、見えない何かに縋るように、だがその想いも虚しく彼には届くことなどなかった。

ただそこには悲痛な叫びと嘆きが響いた。
私は錯乱状態に陥ってしまったのだ。
私「好きって言ってくれたのに…前はあんなに好きだって言ってくれたのに…どうして、どうして、どうして? …あ、いや……あ"ああぁぁアアアアーーーー!!」


…この夢を見てから私はあの人が
今でも「彼」が時々怖いんだ。
もしかしたらまた、あの時みたいに裏切られるんじゃないか。ってそれが怖くて怖くて堪らない。何か事情があるって信じたかった。でもまた似たような夢が私を襲った。

私の信じる心をいとも簡単に砕いた。
今度はなんか私と○○君が付き合ってたっていう設定で偶然最悪な場面を目撃した。
まぁ私の知らない女の子と○○君が話しててその内容をこっそり聞いてたの。

女子「ねぇ、あの子と別れてくれた?」
彼「いや…まだだけど」
女子「別れる別れる言って全然別れてくれないじゃん! もしかして、まだあんな子に未練あるの?」
彼「大丈夫。あいつとはテキトーに話してすぐ別れる。勘違いすんなよ、俺の一番はお前だけだから」
女子「○○…////」

正直信じられなかった。信じたくなかった。
前に私にも似たようなこと言ってくれた、それなのに…他の子にもそれ言うの?
「俺の1番はお前だけだ」

って…。○○君の中には複数の一番が存在するんだね。結局誰でもいいんでしょ?
別れる?なにそれ…そんな話一度も聞いてないよ。テキトー? あなたにとって私はその程度の存在なの・・・?

だったら何で最初から近付いたりしたの。
優しくしたり助けてくれたの?
夢に溺れさせて一体何が目的なのよ…。
○○君、本当のあなたはどこなの??

見えない…見えないよ。もうなにも…
誰を信じれば、何を信じれば救われる?
もう一度だけ、私をあいしてよ
「好きだ」って言ってよ、今はその言葉が
その言葉だけが、私の傷を埋める何よりの


『治療方法』
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