夢日記ー[文闇]

□letter★diary
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不思議な話だって笑ってよ。私にもなんでこうなってしまってるのか考えても分からないんだよ。

一つだけ気付いたのは、私の中で君に会えなくなったあの日から時間が止まってしまったみたい。

だから同じ夢、似たような夢を毎日見てしまうのかな。夢の中の君と会えると本当に嬉しくなる。

幸せな気持ちになる。君がこんなどうしようもない私でも優しく接してくれるから...

笑顔で話しかけてくれたり私が元気ないと「大丈夫か?」って気がけてくれたり

落ち込んだり、悩んだり、泣いたりしてる私のこと励まして時には面白いことしたり言ったりでいつも笑わせてくれるんだ。

夢の中の君は悲しいくらい優しすぎるの。何故か昔のトラウマが現実でも女子達にイジメられてたからなのか、夢の中でそっくりそのまま投影されてしまうことだってある。

楽しい夢ばかりじゃないんだね。それで心が重くなって壊れてしまって時々「しのうかな...」なんて思ってたらいつの間にか学校の屋上にボーッと1人で立ってたり、

冷たく暗くなった海岸の浜辺に波の音聞きながら座り、膝抱えたまましゃがみ込んでたり、どこか知らない見たこともない深い深い森の中を行く宛も分からずひたすら歩き回ってたり、

それでも君は最後には私を探して見つけてくれるのよ。そして命を断とうとする私を「やめろ!」って止めてくれるの。それも悲しそうに涙なんか浮かべて、

だから私は君にこう言うの。「...らしくないよ」って。だって私なんかのことで涙流してる君なんて見ているこっちが心苦しくなるから。

君は涙で震える私をそっと温かな優しさで包むように、ギュッと抱きしめてくれるから...その愛でまた助けようとしてくれるから。
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