夢日記ー[文闇]

□bouquet♥lover
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12月15日(月)最後。

私は学校の帰り道、2人の友達と笑いながら話しながら楽しそうに帰っているとある1人の友達が
「鬼ごっこしながら帰ろう」
と言い出したので私は最初あんまり乗る気じゃなかったがもう1人の友達も
「いいね、やろう!」と言い出したので仕方なくOKして、やることになった。
それでジャンケンして負けた方が鬼といういつものルールで私は見事ジャンケンで負けてしまい鬼になることになった。友達の1人が

「ちゃんと10秒数えてね、ズルしちゃダメだよ?」と注意深く何度もそう言って私が
「分かってるから大丈夫」と言って数を数え始めると、その子は急いで道の奥の方まで走って行った。

「8、9、10...よし!」と10秒数え終えると私は2人の友達をつかまえるために走って逃げた友達を追いかけ探すことにした。勢い良く走って行って1人目はあんまり足が早くなかったからすぐにつかまえることが出来た。
「あーあ、もうつかまっちゃった」
と1人の子が残念そうにそう呟くと私は「へへへ(笑)」と笑った。

で、2人でもう1人の友達を走って探しているとある曲がり角に差し掛かり、私はふとそこで足を止めてしまった。否、止まってしまった。その近くにあったものを不思議に思い奇妙な気配を感じた。
「Kちゃん、どうしたの?」
私の様子が変だと思ったのか、友達が私を心配する。そして私がこう言った。

「ねぇ〇〇ちゃん、あんな所にお墓なんかあったっけ...?」
私が見たお墓付近は、まだ夕方だというのにとても薄暗く、そこだけ空がオレンジ色に染まってて、お墓の周りには真っ白な花、水仙に似た綺麗な花が供えられてあって、その周りには見た感じ5〜6羽ぐらいのカラスが集まっていた。で、友達の1人が何かに怯えるように

「だ...だめ、見ちゃダメッ!」
と私に向かって強く言い放つと今度は私の手を引っ張り
「ねぇ、もうここから離れよう?」
と私をその墓から遠ざけ気を取り直してもう1人の友達を探すことになった。
直接そのお墓に近付かなかったから良かったものも、あのお墓には誰の名前が書かれてるのか私には気になって仕方なかった。
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