乱中の読書日記

□谷崎潤一郎 マゾヒズム小説集
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学校の先生が話していたので気になって読んでみた谷崎潤一郎の作品。



見事に谷崎にハマりました。



小説集と言うだけあって、短編集です。


まずは、「少年」というお話。


少年三人と少女一人が遊んでいる、というお話なのですが。

今で言うドロケイのような遊びとか、悪党を退治するごっこ遊びとかをしているんですよね。


最初は少年三人でやっていたんですが、その時点で遊びの内容が凄かったんです。

顔に靴の跡がついちゃうレベルです。


で、少年のうちの一人のお姉ちゃん(妾の娘)というのが少女なわけですが、彼女が加わってから遊びを続けるうちに、エスカレートします。

殺された人の役をするのにリアルに肌を刃物で切ったりしちゃうのです。


で、彼女は妾の子という理由で四人の中で一番ヒドイ役をさせらるんですが、ある日…




というお話でした。

少年たちの遊びの凄まじさはその純粋さ故なのか。




次の話も楽しみです。


『谷崎潤一郎 犯罪小説集』、『谷崎潤一郎 フェティシズム小説集』も買ったので、そちらも読んだら書きたいと思います。




ちなみに、三冊は集英社より出版されていて、紫色の背表紙が目印です。
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