いちご牛乳の君

□4パック目
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_涙の帰宅後のツキノ寮、プロセラ共有ルームにて。_

郁「あ、涙、お帰り!」
涙「ただいま。」
陽「楽しかったかー?」
涙「うん。クッキー貰った。」
陽「お前、言葉の割には全然表情変わんねーな。ってマジかよ。クッキー持って帰ってきたの?」
涙「うん。皆で食べようって。」
陽「っしゃ!」
夜「じゃあ、俺は紅茶淹れるね。」
隼「隼さんはアールグレイがいいかな。」
海「バカなこと言うな。夜、隼のも皆と同じでいいからな。」
夜「あはは。分かりました。」
隼と海の発言に苦笑して、夜はキッチンへ向かった。

涙「…駆たちも呼んでくる。」
郁「じゃあ、俺も涙を手伝うよ。」
そう言って、プロセラの年少組はグラビのメンバーを呼びに行った。

_数分後_

夜「紅茶入りましたー。」
海「サンキュー。」

と、そこにグラビのメンバーを連れた涙と郁が戻ってきた。


恋&駆「「おっじゃまっしまーっす!」」

騒がしい年少組を先頭に、挨拶をしてから席に着く皆。
彼らにもティーカップが行き渡り、涙がクッキーをもって来た。

全員「「「いただきまーす!」」」

恋「美味しいですね、駆さん!!」
駆「ね、恋!」

葵&夜「「ねえ、涙。これってもしかして手作り?」」
涙「うん。お姉ちゃんが作った。」

陽「へー。涙、絶対にいつか紹介しろよー!」
涙「え…うん。」
夜「陽!涙が困ってるでしょ。」
陽「だって、夜。俺は絶対に会いたいんだ!」
夜「我儘言わないの。」

始「美味いな。」

隼「美味しいねえ。」

海「美味い。」

春「あ、こら、黒田!!それは俺のだー!!」


と、いつの間にか隅に移動していた葵の横に、新が腰かける。

葵「お疲れ、新。」
新「おー。葵はなんだか嬉しそうだなー?」
葵「そう?実はね、今朝、綾ちゃんに数学の分からなかったところを教えてもらったんだ。」
新「綾?…ああ、香月のことか。葵、最近はずっと香月の話ばっかりだな。」
葵「そうかな?」
新「ていうか、名前で呼ぶような仲だったか?」
葵「今朝から、ね。」
新「ふーん。良かったな。」
葵「どういう意味!?」
新「別にー?」
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