時の女神の見つめる世界

□姫と夢と現実と
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ゼ「あっ、申し訳ありません。何処から話しましょう…。そうです!二人とも此方に来てください。」
リ「?いいけど何で?」
ゼ「見せたいものがあります。此方に来てこの窓を覗いてみてください。」
ナ「見せたいモノ?」
アーク「此処ですか?…!?彼はっ!」
ゼ「貴女様が会ったと言うのはあの者で間違いないのですね…。彼は黒き砂漠の民です。名はガノンドロフ。」
リ「か、顔がいかつい…。」
ゼ「今はこの国に忠誠を誓っていますが、あれは演技です。何時か裏切るでしょう。」
リ「そんな!王様には言わないの!?」
ゼ「言ったのですが、信じてはもらえませんでした…。」

二人が会話をしている横でアークは再びあの男に目をやった
するとやつは此方を振り向きニヤリと笑ったのだ
アーク(!?いま、目があった…?)
リ「どうしたの、アーク?」
アーク「あ、いえ、何でもないです。それより、此れからどうするのですか?」
ゼ「あの者が欲しているものは分かっています。なので、先手を打とうと思っているのですが…。協力していただけませんか?」
リ「もちろんっ!僕たちにできることなら任せてよ!」
ナ「ナビィも協力するヨ!」
アーク「私もあの者を見過ごすわけにはいきません。」
ゼ「!良かった。お二人が了承してくださらなければ、何もできずに終わってしまうところでした。ありがとうございます。」
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