煌めくいしの旅路

□叶うのならば
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ラピスの騎士である彼、瑠璃くんに連れられ向かうのは、私たち珠魅のシンボルである蛍様のいらっしゃる場所
玉石の座であった

瑠「レディパールが話があると言っていた。何を話すか、内容までは知らない」
ク「そう、それなら行ってみないとね。…あまり良い話ではないような気もするけれど」
瑠「…。何かあれば言ってくれ。話なら聞く」
ク「ありがとう、瑠璃くん」

それから互いに話すこともなく玉石の座へと向かった

レ「待っていたぞ、クォーツ。良く来てくれた」

玉石の座へと着けば、入り口でこちらを見ているレディパールと目が合う
どうやら待っていてくれたみたい

ク「待たせてしまってごめんなさい、パール」
レ「構わない。蛍姫様が中でお待ちだ、話は三人で行う」

言外に席を外せと言われた瑠璃くんは何処か不満気に背を向けた

瑠「クォーツ、またな」
ク「うん、ありがとう。またね、瑠璃くん」
レ「…。では入るぞ」

瑠璃くんの背が見えなくなると、パールは中へと促す
何だか憂鬱な気分だけれど、仕方のないことだと思う
だって、これから話す内容なんて決まってる…
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