狐憑きと異界

□桜と侍
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秋歌「絶対に嫌だ!」
物「お願いします。」
何が起きているのか説明しよう
昨日の事もあり町に行くのは避けようとしている僕だが、目の前にいるやつ
もとい物吉貞宗は町に行きたいと言う
理由はどうあれ行きたくない僕

秋歌「あー、もう骸狐と一緒に行け!」
物「それじゃ意味が無いんです。」
秋歌「何故僕なんだ。しかも二人でって、どういうつもりだ。」
物「それは着いてからのお楽しみってことで。」
このままでは埓が明かない
…不本意だが諦めるか

秋歌「…骸狐、留守を頼む。」
骸「…行くのか。」
秋歌「あぁ、もう諦める。」
物「やりました!」
秋歌「はぁ、行ってくる。」
骸「気を付けていけ。」
骸狐に見送られながら玄関を出る
隣にいるやつは元気一杯といった感じである
これはもう嫌な予感しかしない
物「主に幸運を運びますね♪」
もうこの時点で既に不幸だ
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