狐憑きと異界

□始まりの物語
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長「この疫病神が!!この村に災いをもたらす気か!出て行け!」

あぁ、またか…
この村の人たちは愚かだ
何も分かっていない
この村がもう直ぐ滅びると言うのに
僕の言うことを信じないからいけないんだ
まぁ、この村がどうなろうと知ったこっちゃないけど
それにしても、今回は割りと本気で言っているみたいだ
なら出ていってやろう

秋歌「…。良いだろう、出ていってやる。だが、僕が居なくなったからって変わらないよ。この村は必ず滅びる。」
長「黙れ!」
村「そうだ!さっさと出ていけ!」
秋歌「…愚か者どもが。死して後悔するがいいさ。」
そう言い放ち僕はこの村を去った
大切な相棒を引き連れて…

行く宛など無いのに何処かへと導かれるように歩く
目の前には大きな森
その先は暗くて見えないけど、進んでみたいと思った
その先に行けば、きっと…
 

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