旅人の休息2

□心踊る
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今日は探偵社の皆でお花見をするらしい
らしいと言うのも、太宰さん曰く

太「うーん、国木田くんは兎も角として社長はねぇ。来ないかもしれないなぁ」

だそうで、場所取りをさせられている僕には到底知り得ないことである
そういえば、咲夜さんは何処だろう
さっきまで一緒だったと言うのに、気がつけば僕一人だけ…
折角二人で場所取りの予定で喜んでいた僕の気持ちは急降下である

咲夜「敦くん!」
敦「はい?…っひやぁ!?」
咲夜「ぷっ、あははは!」

笑われてしまったがこればかりは仕方無いじゃないか
何故なら彼女が僕の頬に当てたのは冷えに冷えた缶だったからである

敦「うぅ…何をするんですか!」
咲夜「ふふっ、ごめんごめん。敦くんの驚く姿が見たくなってしまって、ちょっと悪戯してみました」

何て笑う彼女に怒る処か頬に熱が集まる始末
此ばかりはどうしようもないのである
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