旅人の休息2

□これがほんとの胆試し
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何やら騒がしい
誰かの泣き声と、心配する声
確認する必要があるな

薬「おい、何があった五虎退。」
五「ふぇ…虎さんがぁ…。」
秋「そう言えば、一匹居ませんね。」
厚「何処に行ったんだ?」
後「俺も探すの手伝うから、泣くなよ。」
咲夜「どうした、五虎退。それにお前たちも。」
5人「主!/大将!/主様…!」
咲夜「ん、騒がしいから来てみれば…五虎退、おいで。」
手を広げれば、五虎退はおずおずと近寄って来る
そっと抱き締めれば肩を揺らし、戸惑いがちに手を回してきた
咲夜「ゆっくりで良いから、何があったか話せるか?」
五「は、はい…えっと、僕、虎さんたちと本丸内を散歩してたんです…。それで、気が付いたら虎さんが居なくなってて…僕、どうしたら良いか、分からなくてぇ…うぅ…。」
咲夜「ふむ、何処で居なくなったか正確には分からないんだな?」
周りを見回せば、弟のためと皆がやる気に満ちていた
これならば安心だな
咲夜「分かった、皆で手分けして探そう。勿論、私も手伝う。だから泣くな、五虎退。」
薬「良かったな、五虎退。大将もこう言ってるんだ、男が泣くもんじゃないぜ。」
五「は、はい…!僕、もう大丈夫です!主様、ありがとうございます!」
元気が戻ったようで良かった
では、捜索開始だ!
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