時の女神の見つめる世界
□物語の序章
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―――静かな時の流れる場所―――
?「あぁ、時が動き出す。あの者の邪悪な心が大きくなる。此のままではいずれ―――。」
風が吹く、美しい花園
その真ん中に座るその女性は、そう言葉を溢し目を伏せる
彼女の周りには沢山の動物が集まっている
静かに、しかし、しっかりと時を刻むその場所は、人に知られるはずの無い場所
迷いの森のずっと奥深く、隠された場所…
彼女はこの場所で何を思い、何を願うのか
勇者の訪れを待つ彼女に歩み寄る不穏な影…
全てはここから始まる―
?「ここに居たか、時の女神よ。」
―――そして世界は動き出す―――