鎌使いの小さな願い

□地下に眠る千両箱 後
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加「鈴影、疲れてない?」
平「足下が悪いようなので、気を付けてくださいね?鈴影さん。」
小「敵が居ますゆえ、下がりなさい。」
燭「うーん、怪我してるね。帰るかい?」
次「鈴影〜、疲れたならあたしがおんぶしたげるよぉ?」
太「…無理は禁物ですよ。」
鈴影「えぇっと、皆さんどうかしましたか?」
全「何にも?」
そう、出陣後彼らは頻繁に様子を聞きに来るのだ
彼女が不思議に思うのも無理はない
だが彼らはしらを切る
それもこれも審神者との約束である

悠「鈴影には内緒だぞ!」

という言葉が効いているからだ
鈴影「そうですか?なら、先に進みましょう。」
階段が見えてきましたよ。
そう言う彼女に慌てて加州が前に出る
加「あっ、俺が先歩くから後ろから着いてきてよ。」
鈴影「は、はい…?」
戸惑いつつも言われた通りに加州の後ろを歩く
その横には当たり前のように誰かがつく
それに困惑しながら先へと進む
漸く49階に到着し、周りを見渡す
敵を倒しながら進む彼らは時折仕掛けられる弓兵や投石兵を気にしている
これはどうやら敵の仕業ではないようだ
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