旅人の休息

□鬼さんこちら手のなる方へ
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ある日の昼下がり
京の町をのんびり歩いては甘味屋に寄り、団子を食べ町を見ていた

咲夜(あ、新選組だ。今日も忙しそうなことで…。)
などと考えていれば突然横から手が伸びてきた
咲夜「!ちょっと、いきなり何すんの不知火!」
そう、先ほど伸ばされた手は不知火のものだった
その手には私が先ほど頼んだ団子が握られていた
不「別にこんぐらい良いじゃねぇか。」
そう口にしながらもすでに団子を頬張っていた
?「不知火。その様なことをしては、風間に怒られますよ。」
そう声を掛けてきたのは天霧
不「なんだぁ、この程度のことで怒るたぁちっせぇな。」
姫さんを取って食おうって訳じゃねぇのにな
などと言葉を溢す彼に天霧は溜息をつく
天「そう言うことを言っているのではなく「何をしている、不知火。」はぁ…。」
そうこうしているうちに、話に出てた風間が現れた
眉間にシワがよっていて何時も以上に悪人面だ
とは言え彼らも人ではないから悪人と言うのも可笑しいかもしれない
斯く言う私も人ではなく鬼なのだが
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