旅人の休息

□私の帰るべき場所
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?「ジタン!」
何処からか声がする
暖かくて寂しくなるような
優しいけど、どこか強いその声は何度も俺の名前を呼んだ
そこでやっと気がついた
この声は咲夜のものだと
そして、俺は今、死にかけているのだと…
ジ(あぁ、そっか、俺は…。)
咲夜「やだよ…。目を開けて、ジタン。私を置いて逝かないで…。」
そうやって何度も呼ぶから俺は起きなくちゃって思った
でもまだダメだ
咲夜の声をもっと聞いていたい
暫くそうしていると咲夜が言った一言で目を覚ました
脳が覚醒したって言うのか?
顔も体も全部熱くなって
気が付いたら咲夜を抱き締めてた

咲夜「あなたが居なきゃ、私はいつか帰る場所がなくなっちゃうよ…。」
ジ(そんなこと言われたら生きなきゃダメだって思うだろ。)
 

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