旅人の休息

□あなたを呼ぶから
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正直不味いと思った
目の前には危険視されてるポートマフィアの芥川龍之介が居る
何故こんなことになったのか未だに良く分からない

今日は仕事がなく暇だったので散歩しようと外に出た
ただそれだけ
本当にただそれだけなのだ

芥「…探偵だな。僕のもとに来たのは仕事ゆえか?」
咲夜「っ!」
返事も出来ないくらいの重圧がのし掛かる
芥「…。そう言う訳ではなさそうだな。偶然会ってしまったようだが…ゴホッ…此処に居ることは、許さない。…ゴホッ。」
咲夜「!お前、咳が…。」
芥「…関係の、ゴホッ…無いことだ。」
咲夜「…待ってろ、すぐ戻る。」
何故か分からないが放っておく事が出来なくて、店へと走った

戻ってみればそこから動けなくなっているのか、その場所に未だ奴は残っていた
咲夜「…敵であるお前にこの様なことをするのは、本来ならいけないことだ。だが、苦しんでいる者を放っておけるほど人間腐ってないからな。」
嫌かもしれないが受け取れ。と、言葉と共に薬を投げ渡す
咲夜「私はもう行く。お前も早く帰れよ、龍之介。」
たったそれだけ
でも、あいつは目を見開き此方をじっと見ていた

名前は大切なものだから…
誰かに呼ばれることを望むのは愚かだろうか?
 

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