旅人の休息

□あれはどうよ?
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全く国木田はなに考えてんだか…。
普通太宰1人で仕事に行かせるか?
内心文句を垂れる私は、本人に直接言えないのだ。所謂、チキンなのである。
今日も今日とて、奴は私に面倒事を押し付けてきやがった。
その面倒事とは、上述で分かる通り太宰の回収だ。どうせ、仕事が終わった後にでも自殺しようとしているのであろう馬鹿な奴の回収だ。
何が悲しくて私が行かなければならないのだろう。常々思う。
太「やぁ、迎えに来てくれたのかい?咲夜。」
咲夜「…。」
爽やかにそう宣ったこの馬鹿を無視して帰ってもいいだろうか…?
そう思った私は悪くない。

咲夜「何で宙吊りなんですかね?」
太「ふっふっふ、知りたいかい?咲夜。」
咲夜「あ、結構です。」クルッ
太「え、ちょっ、待って!助けて!」
 

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