旅人の休息

□一夜の嘆き
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今日、俺の心は酷く荒れていた。
理由は簡単。
主が俺に構ってくれないからだ。
一番最初はこうだ。

五「虎さん待って…うわぁ!っ!」
咲夜「!」
ドサッ
五「うっ、うぅ…」
咲夜「五虎退、こっちにおいで」
そう言って主は五虎退に向かって手を広げた。五虎退は泣きながら主のところに向かい抱きついていた。
加(何だよただ転んだだけじゃん)
主が頭を撫でながら、泣きじゃくる五虎退を宥めてるのは見ていてつまらなかった。
その後にも、主は乱や前田、終いには三日月とかに構っていたのに、俺には全く話し掛けてくれなかった。
加(何で俺には話し掛けてくんないの?爪化粧変えたから一番に見てもらいたかったのに…。主の一番の刀は俺なのに。)
気分が下がってた俺はご飯を早々に食べ終えて部屋に籠った。
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