鎌使いの小さな願い

□遠征と宴
2ページ/8ページ

鯰「ねぇ最近の鈴影ってさ、主のことを気にしすぎじゃない?」
骨「言わんとしていることは分からなくもないな。」
鯰「でしょ?何かあったのかな?」
加「それはな「それはあり得ませぬ。」被せてこないでくれる?」
小「小狐めはぬしさまを良く見ておりますが、何もなかったはず。」
へ「それに主を気にかけるのは普通のことだ。」
平「確かにそうですが…鈴影の場合少し違うような。」
加「…俺はそう思わないけど。」
秋「僕もふつうだと思いますよ。」
五「あの、気のせいでは?」
前「気にかけてると言うより、過保護と言う感じだと思います。」
次「あ〜、確かにそんな感じだねぇ。」
太「それならば得心がいきます。」
燭「もしかしたら、主の健康を気にしてるのかも。」
薬「そういや、最近は大将ろくに休んでないな。」
鶴「それを気にしてのあの反応か。」
三「鈴影ならばそういうことに気を回すであろうな。」
愛「んな気にすることか?」
厚「自分で管理くらいできるだろ?」
大「僕には少し分かる気がするよ。主の健康を気にする気持ち。」
加「…そうね、俺たちはそういうの敏感かもね。」
大「そのわりに今回は気にしてなさそうだけど?」
加「主が主だからね。」
それぞれの意見を述べていれば、廊下から足音が此方に近付いてきているのが分かる
そうすれば自然と静かになる広間
足音の正体は鈴影だった
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ