鎌使いの小さな願い

□出会い
5ページ/7ページ

鈴影「ふふっ、驚かせてしまいましたか?申し訳ありません、主様。これからよろしくお願いしますね。」
そう微笑み此方の会話を聞いている彼女は、楽しそうに嬉しそうにしていた。
悠「あ、あぁ、よろしく…。」
鈴影「そちらの方もよろしくお願いしますね?」
加「えっ、あ、よろしく。俺、加州清光って言います…。」
鈴影「加州さんですね。覚えました。それにしても、此処はすごく良いところですね。」
彼女は自由気ままに周りを見渡していたが、ここからでは景色どころか本丸内など見えないはずなのに、彼女はまるで見えているかの如き反応をしていた。

悠「えっと、何でそんなことが分かるの?」
鈴影「不思議ですか?そうですね、主様の気が満ちているからとても清浄な空気がこの本丸を包んでいるんですよ。それで、良いところと言ったのですよ。」
彼女はそう言ってまた綺麗に笑った。

こ「本来なら、悩むところでございますが、今回は鈴影様を含め部隊を結成してください。そのあとに、もう一度出陣しましょう。」
こんのすけの言葉がどういうことなのか判らないが、今は彼に従うことしかできないため悠は、こんのすけの言う通りに鈴影を加えた部隊を結成した。

鈴影「そうだ、主様。僕のことは呼び捨てで呼んでくださいね。」
悠「あぁ分かった、それなら鈴影って呼ばせてもらうな。」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ