君との出会い

□出会いその1
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それじゃあ と言ってその場を離れると無意識にため息がこぼれた

貴「私今日で何回謝ったんだろう…」

疲れた。もう帰ったら寝る


ここはゆっくりしてる場合じゃない、早く教室に逃げよう

そう思った矢先
「ねぇ!君ってさ運動好き?」

貴「え、あの 別に」

また勧誘か

しかも首から下げてるボードに[陸上部]って書いてあるし

「そうなの?でも陸上ってカッコいいし短距離とか走る以外もあるからさ!」

貴「え、え?」
嘘 まさか退いてくれないの?

「絶対楽しいから一回試しに入ってみなよ」

入ると抜けずらいんですがそれは!

「名前書いちゃえば即入部だよ!さぁッ」

貴「あの」

どうしよう…この人オシが強い

こういうタイプって苦手なんだよな


気付けば手にペンを持たせられていた

登校初日に絶体絶命ってなんなの?!


さすがにこのまま行くとヤバいとようやく思った私は声をあげた

貴「あ、あのっ!」
?「無理矢理入部させるんすか?センパイ」

貴「え?」

驚いて後ろを振り向くと何だか黒い人がいた

思わずクロッ!って言ってしまいそうなくらいに印象が強かった


「なんだ知り合いか?よければ陸上部に…」

それでも怖じ気づかずに勧誘するのを忘れない所は凄いと思いますよ先輩

…ビビってるのが丸分かりですけど
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