本棚  弐

□ミックスサンド 班マフィ調教編
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噂には聞いていたが、なんて凄まじいんだ…
初めて乗る満員電車に驚きを隠せず、首につたう汗を拭いだとき。

「……ッ」

ドクン、と体が脈打った。
気のせいではない。
身体中の血液がゆっくりと、確実に、拍動している。
同時に全身が火照っていく。

「…ッ…はッ、…っ…はあ……」

熱い…
あつい…

内部から沸き立つ熱とが込み上げてくる。
途方もない疼きが襲ってくる。
玩具をくわえこむ孔は先程から収縮を繰り返すばかりで、疼きに拍車をかける。

震える腕で身体を掻き抱き、耐えようとしていると。

「どうしたの?マフィアさん」
「ッッ!!」

班長さんの声に腰がずぐんと波打つ。

「身体、震えてるね。
寒いの?」
「あっ……ち、ちが……ンッ」
「あれ?乳首、たってるね
やらしい…触ってほしいの?」
「んっ、やめ…ぁ、…っ…ん……」

後ろから抱き締められたかと思えば、コートの上から乳首を撫でられ身体がびくんびくんと跳ねる。
身体を捩り逃げることも、ましてや声を出して制止することもできずに身を震わせ耐えれば。
班長さんはなお、耳元でぼそぼそと話ながら指を動かしてきた。


「どんどん硬くなってくるね
ほら、見なよ
コートの上からでも勃起してるのがわかるよ」
「い、いやぁ…ぁっ……っふ…あ……」

指の腹で転がされ、ぴんびんと弾かれると硬く芯を持った粒が布地を押し上げる。
その布に擦れる刺激さえも、今の俺には堪らない。

「やらしくて恥ずかしい乳首だね
俺が目立たないようにしてやるよ」
「ッっん、や、やあ……ぁっ…あ…っ、んん……」

言うやいなや、硬くさせたそれに爪をたててぐりぐりと押し潰してきた。

「シィ〜〜
声大きいよ、もっと声落として…」
「あ…ぁ……ふぅ…ぁん…ん、んっ…」
「それとも他の人に痴漢されたいの?」
「んっ…ちが…う……や、もお…そこ…やだぁ…っ」

声が大きい、という割には乳首を押し潰す指の力は変わらないどころか。
玩具の入った孔に固い肉棒を押し当ててくる。
俺だって出したくてこんな声を出している訳じゃない。
口許に手を当て抑えようとするも、至るところから与えられる刺激で声が漏れてしまう。
それでもなんとか抑えようと奥歯を噛み締めた瞬間…

「ひっ!?」

急に性器を掴まれ身体が跳び跳ねる。
下を見れば班長さんの右手が、下肢に伸びていた。
マズイ
そこはマズイ…
今そんなところを触られたら……

「っあ……ン…ぁぁッ…」

駅につく少し前から硬くなっていたそこは蜜を垂れ流し、太股までつたっている。
もちろん亀頭も陰茎も蜜で濡れている。
そんな場所を荒くシゴかれて、俺は快感にびくびくと身体を震わせた。

「っはあ…だめっ……やめ、ろ……ん、あ………」
「やめろ?
おちんちんゴシゴシするのやめて下さい、だろ」
「〜〜ッ…な、…ぁぁッ…ふ、ぁ……」

カッと顔が熱くなる。
そんなこと言えるわけない。
言うわけない。
壁についていた手を握りしめて、早く止めろという意味を込めて班長さんを睨んだ。
けれど班長さんはにやにやと笑うだけ。

「可愛いね
目ウルウルさせて睨んだって煽るだけだよ
ああ…それともひどくして欲しくて反抗的な態度とってる?」
「ッ、そんなわけッ……あっ…ッッ…ん、…んン…」
「それじゃあ期待に応えないとな」
「…ちがっ、あ…ぁっ…ぁっ…〜ッン……」

違う。
期待なんてしてない。
なのに乳首をひっかかれたり、亀頭をぐちゃぐちゃされるとどうしようもなく抵抗できない。
それも、官能を感じると玩具を締め付け前立腺を潰されてしまい、立っているのがやっとな甘い痺れが走ってくる。

くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ…
こりこりっかりりっこりっこりこりこりこり…
「っん…ぁ…はあ…はっ…ンン…あ…、っん……」
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