本棚  弐

□蠱惑に落ちて
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なんだよコイツ。
マジ腹立つ。
ムカつく。
ありがとうって何。
お前のためにした訳じゃねぇんだよ。
ムカつく
ムカつく
ムカつく。

「ッ!?ひうっあ゛ぁっ」

むしゃくしゃした思いのまま、コイツの腕をひっぱり背面座位に。
ごんごんと奥を打ち付けながら考える。
何かないかな、何か、何か…

見渡す視界に入ったあるものを見つけてそれを手に取った。

「あ゛っあ゛っ、っえ、あ、な、なにッああ゛あ゛っ」

遅くなったピストンにより余裕ができたのか、俺が手に持つもの……針を見た瞬間顔色が変わった。
さすがに恐怖を感じているらしく、オロオロした様子で俺と針とを交互に見ていた。

さて、どこに刺すかな。
どうせ刺すなら痛いところがいい。
痛くて恥ずかしくて、二度とバカなことを言えないくらいのところ。

「…………」

針がおいていた場所にある二つのピアス。
きっと昔誰かが買って結局そのままなんだろう。
二つあるそれを見て、決めた。

「っ、い、いちまつ?」

まずは右から。
以前、面白半分でしばらく弄くり倒してすっかり肥大した乳首。
触らなくても固くなっているそれを根本から摘まんだ。

「今からここに針刺してやるからな
ヒヒッ、ちゃんと見てろよ」
「〜〜ッ、わか、った、みてるッ」

言って、下を向く。
チッ。つまんねぇな。
とびっきり痛くしてやろう。
そう思い、プツリと針の先端を突き刺し。
ゆっくりゆっくり進めていく。

「う゛、あ゛っーーッあ゛ぐ、あ゛っ〜〜〜〜ッあ゛、あ゛っ」

手を口で押さえ、身体中をガクガクと震わせている姿に興奮する。
貫通したあとも針を回転させたり引っ張ったりすれば、バカみたいに身体を仰け反らせていた。

「っっ!!!!!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁあっーーーーーッ」

針を引き抜き、次は左の乳首。
今度はすぐに貫通させて抜いた。
ああ、ヤバイ
今どんな面白い顔してんだろ…

性器は抜かずに身体をひっくり返して畳に転がせば。
涙やら鼻水やら涎やら血やらを垂れ流しながら、痙攣していた。
うわっ、きったねぇな…

「あ゛っ、あ゛、ぁぁっぁ、ッッッあ゛あ゛!!??」

呆然と身体を震わすのがつまらなくて。
今しがた貫通させたばかりの乳首を摘まみあげ、ピアスを取った。
細い針だったためピアスの太さほど開いていない穴に、俺は無理矢理ピアスを押し入れ穴を拡張した。
すると余程痛いらしく、魚みたいに身体が跳ねた。

「い゛っい゛だい゛ぃっーーッあ゛あ゛っ、っっ〜〜い゛、ぃあっ〜〜〜ッ」

目を見開き痛がる姿に笑いが溢れる。
これだよ、これ。
こんな風に痛め付けたかったんだよ。

「ハハハッ俺の与えるもんならなんでも嬉しいんだろうがッ
喜べよッ
おら、こっちにもつけてやるよッ」
「あ゛あ゛っぐ、ぅーーッい゛い゛、ッ〜〜〜ッ」

血が流れる乳首に、石のついたピアス。
欲しい反応を得られたことと、こんな恥ずかしい身体にしてやったという征服欲が満たされ。
俺はひどく興奮した。

ごちゅっごちゅっごちゅっごちゅっずぢゅっずぢゅっずちゅっ

「い゛、あ゛あ゛っ〜〜ッあ゛ぁっあ゛、ん゛ッーーーひ、あ゛あ゛ぁッあ゛っあ゛っ」

いつもはうるさくて仕方ないコイツの声も。
痛みに引きつれていて、今は最高のBGMだ。

ずぢゅっずぢゅっずぢゅっずぢゅっごりっごんごんごんごんごん…
「あ゛っあ゛ひっぁぁあっあ゛っあ゛ぁっあ゛っああっ」
「ホント淫乱だな
もっと締めろよ
手、貸せ」

握り締められた手を掴み、コイツの性器に持っていき握らせる。
コイツも意図がわかったようで、言われる前に自ら竿を握り上下し出した。

「そのまま潮噴くまでシゴいてろ」
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