本棚  弐

□愛欲に溺れた
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※注意


女×カラ松シーンあります!
橋本にゃ〜ちゃん×モブの回想シーンあります。
玩具、輪姦、媚薬、女装などありますのでご注意下さい。



















とある世界に、西を海に東を山に囲まれ、広大な国土と豊かな資源を持つ松野王国という国がありました。
近隣の国々は、広い国土と豊富な資源を得ようと幾度となくその国を攻め入りますが、一度足りともその国との戦いで勝つことは出来ませんでした。

長い間、無益な血が流れ。
国の宝である国民達の命が土に帰っていくことに悲しんだ当時の松野国の王様は、魔女の助言を元に近隣の国々を渡り、不戦の契りを結ぶことにしたのです。

そうして、平和な日々が始まり100年。
松野王国は魔女の一族と共に、平穏な暮らしを送っていました。

そんなある日のことー。
七代目国王・松蔵様とそのお妃・松代様が六つ子を孕み。
子を無事産み終えたとき、魔女は言いました。

『二番目の王子を殺しなさい。その王子は宮廷および王国に災いをもたらすだろう。王子を殺しなさい。今すぐに』

魔女の予言は絶対だ。
この国の繁栄を支えてきた彼女達の言葉は、国王の言葉より重い。
けれど、お妃様は産んだばかりの我が子を手にかけることもできず、泣いて救いを求めました。

他に方法はないのか。
殺す以外ならなんでもする。

お妃様だけに留まらず国王までもが膝を着き救いを請う姿に、魔女達も心を打たれ…。

『ならば、殺さず身分を隠し5つまでは幽閉し育てなさい。
私たちの魔力を王子の証であるピアスに送ります。石が持つ聖なる力と私達の魔力が災いを抑えるでしょう。
6つになったなら、すぐに王宮を追い出すこと。いいですね?』


こうして、青いピアスをつけられた男児は五歳まで幽閉されたのち、自分の生い立ちも何も知らぬままに従者と共に外に出された。



何も知らぬ無垢な青の王子をこっそりと見送るのは、男児と同じようにピアスをつけた五人の王子達だった。



そして20年の月日が流れました。
六つ子の長男であるおそ松王子が即位し、5年が経った頃。


運命の歯車が回りだしました。











「あ〜〜〜〜〜可愛い、舐め回したい」

欲まみれになったティッシュを屑籠に投げ捨て、再度頬擦りする。
暇さえあればこうして写真を見ながらオナニーをするのが日課になったのはいつからだろうか。
松野国の王である俺ならば、女などいくらでも寄ってくるし抱きたい放題だ。
若いときは(今も若いけど)誰彼問わず食べていた時期もあった。
けれど、徐々に気持ちも身体もある人物にしか反応しないことに気づいた俺は。
遊ぶことをやめ、こうして一人遊びに興じるようになった。

俺の想い人であるすぐ下の弟。
名前をカラ松という。
産まれてすぐに魔女の忠告により、俺達から引き離され何も知らずに今も一人でいる。
幼い頃、幽閉されていたカラ松をこっそりと見に行っていた。

はらはらと静かに泣くか、憂いを帯びた悲しげな表情でいつも座っている姿に惹かれた。
それは他の弟達も同じだったようでよく皆で覗きに行った。
カラ松が城を追い出されてからも、従者や幼馴染みから情報を得てこっそりと会った。
何度か話しかけたこともある。

嬉しそうに笑う顔。
よく通る声。
太陽の下にいるのに、白い肌。
幼いしぐさ。

すべてに惹かれ、焦がれ…
俺たちは血の繋がった兄弟を一人の人間として愛してしまったことに気づいた。


けれど魔女達の助言と掟により、第二王子と深く関わることは禁じられている。
今さら責任のすべてを投げ出し、カラ松を追うこともできない俺達は、こうして写真を見ることしかできないでいた。


「はあ……犯してぇ…」

とは言っても溜まるものは溜まる。
まさか男のおかずにされているとは知らずに、すっぽんぽんで水浴びをしている写真を指で撫でていると…
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