もうひとつの扉
□ハートをください
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夕日が妖精学園を照らす、この時間。
部活動も終わりをつげる頃、校庭の隅っこにある大きな桜の木。
「いってぇぇ〜」
ただ桜を見に来ただけだったのに、
俺の上に落ちてきた桜髪の男。
格好は不思議にも、黒のローブに、とんがった帽子。
例えるなら、テレビや漫画とかに出てきそうな。
魔法使いの姿だ。
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