マイフレンド@
□花道が女の子になっちゃったA
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花道が女の子になって、初めての高校登校。制服は、晴子さんが用意してくれたセーラー服を着ることになった花道。学校には花道の保護者代わりにゴリのお母さんである、恵子が問い合わせてくれた。
唯一花道が女の子になっている事を知っているのは赤木を除き、洋平達とバスケ部員だけだ。バスケ部員には、赤木が話を通してくれた。
せめて洋平達だけには知らせておこうと、花道が自分から連絡をした。
洋平に連絡すると、
「マジかよ?お前もか?」
なんて言われて、こちらが聞き返した。
『どういう事だよ、洋平』
『いや、俺も今朝そうなってたんだって。それで花道には伝えておこうと思って電話し用途したら、花道も同じ状態になってたって事』
『マジかよ・・・。俺だけじゃなくて、洋平までそんな事になってるなんてよ。リョーちん心配したんじゃねぇのか?』
『心配されたよ。だって、その日の朝一緒に居たんだからよ。
っていうか、それを言うなら花道だってそうだろ?赤木さんに心配されたんじゃねーの?』
『うん。心配されたし、安心させてくれた』
『そっか。
そ言えば明日って、学校だろ?
花道は制服何で行くんだ?』
『俺は、晴子さんが用意してくれるセーラー服らしい。洋平はどうすんだ』
『俺もお前と一緒。リョータがせーラー服着ろって。
まぁしゃーねぇよな。女になっちまったし』
『まーな。じゃぁまた明日な?洋平』
『おう。またな』
昨日洋平と会話をして、自分と同じように洋平が女になったと知った。
花道は昨日の事を思い出しながら、晴子さんが用意してくれたセーラー服を着る。
「着替え終わったか?桜木」
「うん」
頷きながら、学ランに着替え終わった赤木を見つめる。
体格の良い赤木は学ランが応援団長の制服に見える気がする。・・・なんて思いながら。
「どうしたんだ、桜木。俺の服に何か付いてるか?」
「ううん。
かっこいいなぁって思ったから。
それと、俺の制服似合ってる?」
セーラー服を着たことのない花道は、スカートの裾を握り締めながら聞く。
赤木は、桜木のスカート握りしめた拳を外して桜木の手と自分の手を絡める。
「凄く似合ってるぞ、桜木。いつもの学ランも似合うが、こっちもよく似合ってるな」
「本当?」
「あぁ、マジで可愛い」
花道を抱き締めて、耳元で言う赤木。
抱き締められた上に、耳元で囁かれた花道は顔を真っ赤に染める。
「桜木。行く前に相談が有るんだが」