マイフレンド@

□身長差の恋
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見上げれば足元不用心
俺の名前は宮城リョータ。身長はバスケ部にしたら低いと言われている方で、168cm。
その俺の恋人は、俺より背が高い。出会いはそれこそみんなに心配されるほど最悪だった。俺も彼奴も不良で有名だったし、俺の方は三井さん達に囲まれてたしね。
その時はまだ、彩ちゃんの事が好きだったから、あいつの事飛び蹴りしちまったし。
彼奴こと、桜木花道は今では俺の恋人。俺との身長差は21.2cm。
俺が隣に立っている花道を見上げると、こちらを見ていた花道と目が合う。
「ん?どうした?リョーちん」
花道が笑いながら俺を見下ろす。
「いいや?」
花道が恰好いい何て思ってた何て言えるかよ、バカヤロー。
花道を見上げながら心の中で思う。
と、上ばかり見上げて前を見ていなかった俺が躓きそうになる。
「あっぶねー」
言いながら前に倒れそうになった俺を花道が助けてくれた。
「あぶねーよ、リョーちん。前見て歩かねぇと」
俺を助けた花道が笑いながら言う。
「うるせーよ」
照れ隠しに言いながら、花道の足を器用に飛び蹴りしてやる。
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