マイフレンドD

□公安の降谷零が世界で一番可愛いと豪語する赤井さんと、FBIの赤井秀一が世界で一番かっこいいと豪語する降谷さん
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降谷零は赤井秀一が好きだ。

いや、もう言葉では表せ無いほどに愛している。ちょっと無愛想で、タバコを吸う姿が様になっていて凄く格好が良い。低い声で降谷君と呼ばれるのも好きだし、酒を飲む姿も赤井だったらすべてが格好いい。

赤井を好きになる前、降谷は赤井秀一を恨んでいた。
黒の組織という組織に潜入していた頃、ライとバーボンとして2人は会っていた。上のものからの指令でコンビを組まされる事が多かった2人。性格的にバーボンはキザな赤井が嫌いだった。でも、判断力に置いては赤井のことを評価しているため、降谷は赤井とコンビを組むことをさして嫌ってはいなかった。口では文句を言っていたが・・・、だ。
だがそんな時、降谷の親友であるスコッチが組織に目をつけられ、スコッチはジンに指示された任務を失敗した。
ノックだと言うことがバレ、殺されるという事を覚悟したスコッチを殺したのは赤井だった。性格にはスコッチの死は自殺、そして赤井はスコッチの死を自分がFBIという事もばらして止めようとしたらしいが。だが降谷はそんな事とは露知らず、赤井がスコッチを殺したといった事実に逆恨みをして、赤井を憎んだ。それから、少しして赤井がFBIだということが組織にバレた。失敗したことについては何も聞いていないが、赤井がライが失敗するのは珍しい、と楽観的に考えていた。
そうして数ヶ月の時がすぎ、赤井が死んだ。殺したのはノックと疑われていたキールだ。だが降谷はあの赤井秀一が死ぬはずがないと考え、バディーを組んでいたベルモットに赤井秀一が死んだ時の映像を見せてもらった。その映像にはやはり、と言うような形で赤井秀一が死んでいない証拠が滅茶苦茶映っていた。
降谷は想定で、今工藤邸に住んでいるメガネを掛けた大学生が赤井秀一じゃないかと考えた。いつもハイネックな服を着ていて首を隠しているから、多分間違えは無いだろう。
そう考え、FBIの車には公安の信頼出来る部下に追ってもらい、降谷は沖矢昴が住む工藤邸に来ていた。
だが結果赤井秀一と沖矢昴が同一人物だという確信は得られなかった。FBIの車には赤井秀一が乗っていたからだ。予想外の展開だった。だが確証を得られなかったら意味がない。
それから色々あってやっと赤井秀一と沖矢昴が同一人物だという確証が得られ、組織を壊滅させるまでに至り、赤井秀一にスコッチの死の真相を聞いた。
それから自分が勘違いで赤井を苦しめていたことを知り、一から・・・いやゼロからすべてやり直した。
その結果が、これだ。
降谷を一言で表すなら赤井が好きな奴、となるだろう。
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