マイフレンドD

□〜君と僕が幸せになれる方法〜 序章
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組織を壊滅するためにFBI捜査官赤井秀一、公安の安室透(降谷零)、組織の薬で幼くなった江戸川コナンと灰原哀の4人が組織に乗り込んだ。赤井は因縁のあるジンのところに向かった。赤井は命を懸けてジンを殺した。
安室はベルモットのところに来ていた。ベルモットは安室を殺そうとはせず、自ら安室に命を差し出そうとした・・・。
が、背後にいた銃を持った男が、安室の心臓を打ち抜いた。安室はその場で血を流して倒れた。
安室はベルモットに「生きろ」という言葉を残し、息を引き取った。同時刻、死にぬほどの大怪我を負った赤井も息を引き取った。
次の日開かれた2人の葬儀には、沢山の人たちが訪れた。FBI関係の赤井の上司、同僚、部下達、公安関係の降谷の上司、同僚、部下達は勿論、元の姿に戻った新一や志保、赤井の家族、その中にはベルモットとキールの姿もあった。
皆、子の組織との戦いで、大切なものを失った。時に大切な家族だったり、仲間であったり、大好きな上司や部下であったり、恋人であったり・・・・。
だが新一は思った。
(赤井さんと安室さんのどちらかが亡くなって愛しい人を思って嘆くよりも、同時刻に亡くなって生き替れたら、今後は誰よりも幸せになってほしい)
・・・と。
赤井の家族も、新一と同じような事考えていた。赤井と降谷の関係を知っていたからだ。

裁きも大半が終わり、生き残った組織の幹部であるウォッカには死に値する罰を与えた。死に逃げるなんて真似は新一達が許さなかったのだ。
二人の命日である9月8日には毎年沢山の花束が供えられていた。墓には2人が太陽の光にも負けないくらいの眩しい笑顔で輝いている写真が飾られていた。

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