マイフレンド C

□Refrain (4)
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(side:新一)

「それを言うのなら俺に似たら新一が可愛がって俺の相手をしてくれなくなるだろう‍?」

真顔で言う秀一さんが可笑しくて吹き出すと、秀一さんも同じように吹き出した。ひとしきり笑った後、私が話し出す。

「でも、私たち2人に似てくれたら良いですね。例えば、目の色や髪の色が私と一緒で髪型が秀一さんに似ているとか。その逆でもいいですよね」

「そうだな。どちらに似ても頭はいい方だし、ホームズを好きになってくれるとなお嬉しいな」

一緒にあれは似て欲しい。それは似て欲しくない、と言いながら夜が更けていった。

翌日、婚姻届を出すことになり、そのために帰ってきた私の両親と、秀一さんの両親で市役所に向かった。
婚姻届に自分たちの名前を書き込み、印鑑を押して、両親たちに承認の欄に名前を書いてもらった。

「今日はありがとうございました。私達のために来日してもらって」

「いや、それは気にしないでくれて構わない。新一と秀一のためだからな」

「ありがとう母さん」

お義母さんにお礼を言うと気にするなと言われた。秀一さんも一緒にお礼を言うと、お義母さんが秀一さんの肩を叩いた。

「秀一、子供も新一も幸せにしてやれ」

「はい」

こうして、婚姻届を出し終わった。
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