マイフレンド C

□七夕祭り 新ちゃん編
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私、工藤新。
今日は七夕祭り。毎年恒例の工藤家の行事で、自分たちの知り合いとか友達とか、近所の人達とか!

「しーんちゃん!」

すし飯を混ぜていたら、快斗さんの顔がドアップで目の前に見えた。
そう、今私の名を呼んだのは、他の誰でもなく、新一お兄ちゃんの黒羽快斗さん。
実は私の好きな人でもあるの。

「わっ、快斗さん!いらっしゃい!」

驚いたせいで1歩後ずさり、声が裏返ったけれど、とりあえずいらっしゃいと言った。
少し顔が赤くなってたかな?と思うけれど、驚いたせいでって思われる・・・よね?

「うん、久しぶりだねー。あっ、そうそう」

快斗さんがそう言いながらポッケに手を突っ込む。何か探した後に、不敵な笑を見せる。
そのまま手をポッケの中から出した。

「新ちゃんに薔薇のプレゼントだぜ!」

何処から出したのか、快斗さんの手には赤い薔薇の花束が・・・。
赤い薔薇の花言葉は、あなたを愛します。
快斗さんは分かってるのかな?
私は考えながらも、笑って受け取る。

「ありがとうございます。快斗さん!」

私は受け取った薔薇の花束を机の上に置くと、混ぜ終わったすし飯が入った、大きなボールを運ぶ。
リビングにある机の上にそれを置く。

台所に戻ると机の上に置いたままにしていた薔薇の花束を花瓶に移し、それぞれの花の表情が見えるように調節して部屋に飾る。
私はそれを少し眺めた後、時間を見るともう六時前。
やばい、時間がもう無い。
急いでキッチンに戻り七夕の準備を急いでする。

そして六時、皆も集まったので七夕祭りを開いた。
ご飯やデザートに夢中の人や、七夕の願い事を書いている人。ジュース片手に喋っている人。人それぞれで、皆自分がしたいことをしているの。

私は、椅子に座りご飯を食べてる快斗さんに声を掛けた。

「快斗さん、隣に座ってもいいですか?」

「んー、いいよー!新ちゃんも一緒に食べよー」

私がジュースが入ったコップとご飯をついだ皿を両手に持っているのを見て快斗さんが誘ってくれる。
私は頷いて、取り敢えず手に持っていた物をテーブルに置くと快斗さんの隣に置いてある椅子に腰掛ける。

「これ新ちゃんが作ったんだね!すっごく美味しい」

「そうですか?ありがとうございます!
じゃぁ私も食べてみようかなぁ」

小さくいただきますをすると、ご飯を1口食べた。
あっ、確かに美味しい。
酢がごはんに効いていて・・・。手伝ってくれた哀ちゃんと歩美ちゃんに感謝しなくちゃね。



〜あとがき〜
遅くなりましたが、新一編に続いて新ちゃん編。
また今度コナン編を書くつもりです!大好きな新一くんと新ちゃん、それからコナンくんが幸せになれるのはいつの事かなぁ?

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