BOOK(ちーかい)

□昼(ちーかい)
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「かいちゃん、ごはん作ったからそろそろ起きよ?」


あれから2度寝をたっぷり味わった私たち。
やっぱりかいちゃんより先に目が覚めた私は、朝昼兼用のごはんを作って、彼女を起こす。


かいちゃんはぐっすり寝てるみたいに見えたけど、私が声をかけるとすぐにパチリと目を開けた。


「ちーさま、おはようございます」
「おはよ、かいちゃん。ごはん出来てるから、顔洗っといで」
「はぁい、ありがとうございます」
素直に私の言葉に従って、かいちゃんはベッドから起き出した。


かいちゃんが洗面所に向かったのを確認して、私は簡単にベッドメイクをしてからキッチンへ戻る。






「なんか朝ごはんぽくてごめんね?もうちょいボリューム要った?」
「いえいえ、とんでもない。ちーさまが私なんかの為にごはんを作ってくれたなんて、むしろ勿体なくて食べられませんー!」
「いや、食べてよ」


トーストにオムレツ、コンソメスープと野菜サラダ。
いや完全に朝ごはん。普段より多めには作ってみたけど。


「さ、食べて」
「はい、イタダキマス」
お利口に手をちゃんと合わせてからかいちゃんは食べ始めた。
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