月曜日にはスミレの花を
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第4話
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(私、なんてこと……)
意図的でないとはいえ、二人も傷付けてしまった。
リネットにとって、とても悲しく、辛い事だった。
リネットはぎゅっと拳を握る。
(店には人もいたし……みんな驚いてた――お母さんに、迷惑かけちゃったな……)
ひどく太陽が眩しい。
体もだるく、立っていられなくなったリネットは、ふらふらと木の下に座り込んだ。
街の喧騒が、遠くに聞こえる。
「少しだけ……寝よう」
リネットは静かに目を閉じた。
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