月曜日にはスミレの花を

第2話
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「リネット、そこにある花を飾って」
「ええ、分かった」
リリアンが指したのは、色とりどりのダリアだった。
瑞々しい花弁をもたげる様は、なんとも綺麗である。
「ここに飾ればいい?」
「そうだね、そのへんがいいわね」
そう言って、リネットが花に触れた時――

ダリアの花弁はみるみるうちに黒く染まり、萎れてしまった。

「え――?」

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