Marionette fantasia

□第4話 神隠しの街(前)
1ページ/18ページ

―黒の教団敷地内・森―


入団してから早1ヶ月。
実は私、未だにエクソシストとして
任務に出て無いんだよね。
イノセンスを知って間もない私には
実戦可能なまでに戦闘能力を
高める時間が必要だったから。
日中は任務の無いラビやリナリーに、
今みたいな夜明け前には自主トレで
イノセンス発動や体力づくりをする。
戦闘で勝てるように。
誰かを守れるように。

筋トレの後、少し休んだら
肝心なイノセンス発動の練習。
額のイノセンスに意識を集中する。

「イノセンス発動!!」

ヴィンと音が鳴った瞬間に、
私の周りに白いヴェールが浮かぶ。

イノセンス<如意羽衣>

私は寄生型だけど装備型に見える
この発動形態に始めは驚いた。
見た目とは裏腹に丈夫そうな
この羽衣は攻守共に使えそうだ。

…………お得だね★

兎に角判ったのはそれ位。
あまり深く判ってないけど………
まぁいいよね(´∀`)!!
自在に操れるようにはなったし。
羽衣を操作し、舞い散る葉を切り刻む。
うん、なかなか良いんじゃない?
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ