WJ作品

□BLデスノート
2ページ/27ページ

【はたらくおじさんT】

♪はったらくおっじさん
はったらくおっじさん
こ〜んにちは


さて、今日訪問するのは《企業》です。
ご覧の通り沢山のサラリーマンやOLがいますね。
さあ、彼らがどんなお仕事をしているのか覗いてみましょう。


「竜崎君、すまんがこれをコピーして来てくれんか?30部ずつ」

「はい、夜神部長。
あ、お茶も煎れ直しますね」

「ああ、すまないな」


この夜神さんと云う人は40代の若さで部長とは、かなりの出世頭ですね。
OL達の人気もなかなかの様です。


「イーナー、竜崎。夜神部長に目かけられてて」

「夜神部長って素敵よねぇ…」

「ミサは息子の方が好きだなぁ」

「あんたのはタダの面食い!」

「あの…皆さん、私は男なんですが…
事務員の制服を着せられている事に違和感は感じてないんですか…?」

『全然』

おやおや、どうやら一人女子事務員に混ざって女物の制服を着た男の子がいる様です。
この竜崎と呼ばれた男の子は、他のOLさん達にも随分可愛がられている様ですね。


「夜神部長、コピー取り終わりました。
それとお茶、冷めない内に召し上がって下さいね」

「ああ、有り難う。
ところで竜崎君、今晩空いてるかね」

「え?(どき)特に予定はありませんが…」

「一杯付き合わんか?」

「はいっ、喜んで(はぁと)」

竜崎君は女性の制服を着せられている事に違和感は感じているものの、夜神さんの事は満更でもないご様子。
お盆で赤くなった顔を隠し乍ら、慌てて給湯室に駆け込みました。


「ほらぁ、絶対夜神部長竜崎に気があるって」

「そ、そうでしょうか…だったら嬉しいんですけど」

「う〜ん、悔しいけど竜崎なら応援しちゃう」

「でも竜崎さん大変だよね。
お父様は紳士で素敵だけど、営業のマッツー!
あいつにも目ェつけられてるじゃん?」

「てかアンタが追いかけてる部長の息子もね。
竜崎フリーク多いわ…」

「何故私は同性にばかりもてるんでしょう…」

「あら、私も好きよ?竜崎」


竜崎君は女性にも男性にももててる様ですね(笑)
でも仕事をさぼって給湯室に長居するのは頂けません。


「それにしても…本来私は営業に配属される筈だったのに、何故事務員の制服を着て事務所で仕事をさせられてるんでしょう」

「そりゃお父様が竜崎さんを目の届く処においときたいからでしょ?」

「それにさホラ、新人は先輩と二人一組で回らせられるじゃん?
今空いてる先輩営業マンって松田クンしかいないもん。
アイツと組ませたら竜崎危ないって(笑)」


OLさん達は仕事を再開し乍らも口も休めません。
本当はいけない事なので皆さん真似をしてはいけませんよ。


さて、時計は五時を回って定時退社の時間です。


「竜崎君、仕事はキリのいいところで切り上げて着替えて来なさい」

「あ、はい!夜神部長(はぁと)」

「はいは〜い、竜崎の仕事は金の亡者であるワタクシ相沢・妻が残業代稼ぐ為にやっときま〜す(笑)」

「相沢君はご主人が営業から戻るのを待ってるだけだろう」

「ぎくっ!そ、そんな、夜神部長!
人を給料泥棒みたいに云わないで下さいよ(汗)
もう、この一言がなければ部長アコガレの人なのにィ」

「今のは聞かなかった事にする。相沢に何を云われるか分からん」

さてさてお仕事を終えた夜神部長さんとOL(?)の竜崎さんですが、会社員のお仕事はこれで全部と云う訳ではありません。
そう、これから俗に云うアフター5と云う訳ですね。


「夜神部長、今日は何処へ連れて行って下さるんですか?」

「神田になかなかいい小料理屋を見つけてね、いつか君を連れて行こうと思っていたんだが…そこでいいかね」

「はい、夜神部長(はぁと)」


さあ、ここからは大人の時間です。
皆さんも何れは経験する事なのでよく見て勉強しておきましょう。


「夜神部長…私、少し酔ってしまった様です…」

「では何処かで少し休んでいくか」

「は…はい!(どきどき)」


大人な二人が《休んでいく》と云えば…もう皆さんにもお分かりですね?
そう、二人はホテルへ行くのです。
世間ではこの様な事を【不倫】と云いますので覚えておきましょう。


「何だか…躰が熱いです…」

「それはよくないな。
竜崎君、服を脱ぎなさい」

「はい…」


どうやら竜崎さんはホテルだけに躰が火照る様です(ダジャレ)


「あっ…夜…神ぶちょ…は…あ…」

「ここには他に誰もいない…
二人きりの時位名前で呼びなさい」

「あっ、あ、ああ…ひゃう…そ…いちろ…さ…
や…そんなとこ…恥ずか…」

「何を恥ずかしがる…とても綺麗だよ…」

「あ、あう、あうっ…は…は…!
ひ…あ…やぅ…あああぁ………す、凄…はあぁうぅん」

「くっ…そ、そんなに締めたら…う、うぅ…」

「あ、や…まだ…!
まだぁ………!!」

「りゅうざ…ま、まだか…」

「ま、まだぁ!もっとぉ!!
………はっ…はっ…はっ…
あっ…!あっ…!あぁっ……
も……イっ……………あああぁッ……!」


え?何ですか?ご両親の寝室から似た様な声を聞いた事がある?
そうですね、ご両親がコレをしたから皆さんが今こうしてここにいる訳です。
何れは皆さんもする事なので、やり方をよく覚えておきましょう。


「総一郎さん…とっても素敵でした…(ぽっ)」

「満足出来たかね?」

「もう一回…したい…(潤んだ瞳)」

「悪い子だ…」


おやおや?どうやらもう一回戦始まってしまった様ですね。
皆さん、分かりましたか?これが企業に勤める人達のお仕事です。よ〜く勉強して立派な大人になって下さいね。
《はたらくおじさん》次回は【お医者さんと看護士さん】をお送りします。それではまた来週。


♪はったらくおっじさん
はったらくおっじさん
こ〜んにちは♪
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ