封殺鬼

□小ネタ
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【ひろし繋がり】

安倍晴明
『おや、鬼同丸…何をしているのかね?』

酒呑童子
『あ、じーさん。
もー、かなんわ、高遠の奴。
アイツ俺が書いた伝言の書きおき、字ィ汚くて読めんちゅーて漢字の書き取り代わりに写経せぇっちゅーんや。
何で鬼が写経なんかせにゃならんのやー』

安倍晴明
『それはそれは(笑)
ふむ、しかし努力の甲斐あって随分上達したではないか。
文句を云いつつ実は楽しんどるじゃろう』

酒呑童子
『んな訳あるかいー!
て云いたいとこやけどな、意外と楽しいわ、コレ(笑)
何や字ィうまなった気ィするわ』

安倍晴明
『ほっほっ、感心感心。
これからも励めよ』





鬼の癖に写経をし、無の境地で御仏と心通わす酒呑童子。

そんな鬼達をどうしても討伐出来ない源氏四天王が一人渡辺綱。

それどころかせっせと写経の用紙や筆ペンをプレゼントする始末。


渡辺綱
『いや、ホントに感心な鬼なんですよ。
これなんかかなりいい出来だと思いませんか?
思わず額に入れて飾っちゃいましたよー』

藤原道長
『いや、写経用紙だの仏像だの貢ぐ分には構わんよ?
でもケーキやぬいぐるみや花束は違くないか?』

渡辺綱
『…向こうの方がタチなのは分かってるんですけど…』

藤原道長
『誰も館ひろしの話題なんかしてないよ!
てゆうかお前猫ひろし!?』


それ以前に聖はユミちゃんしか相手にしないよ…+

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