銀英伝

□エミールの部屋
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【第一回】

エミール
「皆さんこんにちは、新人医師(の卵)エミールの部屋へようこそ。
この番組では毎回軍の重鎮をゲストに招き、普段見る事のない一面を紹介して行きます。
まずは第一回目のゲスト、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト提督に登場して頂きましょう。
提督、宜敷くお願いします」

ビッテン
「カイザー!マイン・カイザー!
遂にこの私めも自分の番組を持つ様になりました!」

エミール
「えっ?じぶっ?
あの、提督は今回限りのゲストで…」

ビッテン
「今回は私自らが出演し、我が黒色槍騎兵の素顔を紹介!
次回は副官のオイゲンが我が旗艦の中を案内致します!
そしてその次は今期入隊したばかりの新人育成の風景を…」

エミール
「って、ちょっ!
何勝手に決めてるんですか!
つーか声がデケェよ!」

ビッテン
「ではまず我が隊の隊規の唱和映像を!」

『一つ!
人を誉める時は大きな声で!
貶す時はより大きな声で!
二つ!…』

エミール
「こんな映像いつの間に!?
つーか隊規じゃなくてビッテンフェルト家の家訓じゃん!」

ビッテン
「さて続いての映像は…」

エミール
「だから勝手に仕切ってんじゃねぇよ!
聞けよ!
つか聞けよ!」

ビッテン
「さて、お次は俺の自慢の…」

エミール
「…プチセ
がっ、ぷすっ、ちゅーっ」

ビッテン
「我が艦隊の…ばたし、ぐぅ…」

エミール
「はい、皆さん私が医師の卵である事をお忘れにならないで下さいね。
では次回のゲストには、芸術家提督メックリンガー氏にお越し頂きます。
どうぞお楽しみに」

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