腐向け

□俺と゛俺″
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俺だと言った男はラディッツの言葉が気に障ったのか、眉間にシワを寄せていかにも不機嫌な表情をする。
「そうだといっているだろ!、ラディッツだ。…正確には他の、だがな。パラレルワールドという言葉を知っているか?」聞きなれない単語にラディッツは顔をしかめて聞き返す。
「…パラレルワールド?。なんだそれは」すると不機嫌な表情が、さらに不機嫌になるどころかごみを見るような目をされる。
「……少しぐらい知っておけ、ごみめ。」
「お前が俺に聞いてきたんだろ!。」ああ、そうかそうかと投げやりに対応される。なんなんだ、こいつは!とラディッツは怒りを覚える。
「パラレルワールドというのは、ひとつの行動で変わった未来や次元のことを言う言葉だ。俺はパラレルワールドの俺だな」
「…おい待て、じゃっお前はそのパラレルワールドの…」
「だからそういってるだろ、カス。」
「カス言うな!!!、じゃっお前は何の行動をした俺なんだよ!。」
「…言うか、アホが。自分で気づけ」ふんっ、と男はまた投げやりにラディッツに告げる。この際男の方は魔王と言おう…いや魔王でいい。
「いちいち腹が立つやつだな!、お前は‼。なんなんだ!、いきなり現れて俺にい「腹が立つのは俺の方だ!、大たわけが‼。」!」ビリっ、と辺り一体に怒りの咆哮が響き渡る。
魔王は憤怒の表情でラディッツを睨み付けていた。
「俺のことだ少しは骨のあるやつかと思えば…なんだこの体たらくは。おまけにあの王子のやろうと行動しているだと?、ふざけんな‼。」
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